Slowtaper(スローテーパー) -コラム-
トップウォーターゲームの話題から全く関係のないものまで、
日記感覚でスローテーパーが独断と偏見で綴ります。

2006年11月 2日 (木)

最近は更新が滞り気味・・・。ご覧頂いている皆様から『また更新していないよ!!』とお叱りの言葉が聞こえてきそうですが、このたびHPの形式を思い切って変えることにしました。

で、現在決定した事はこのページはこのまま、もしくは何らかの形で残す予定なのですが、コラム(新着情報を含む)、ダイアリー、セレクト(これまた更新していないんですが・・・)をブログ形式にして更新の諸問題を解決する!という感じです。

来週本格的打ち合わせをし、決定次第アップ&紹介をしていきますのでその際は宜しくお願い致します。そうなった暁には毎日・・・とは行かずとも以前みたいに更新をしていきますからもう少し待っててくださいね!

そして今週末は3連休。最近の僕は長らく不在にしていたので自粛ムードですが、この時期から2週間ちょっととは12月上旬の一時と並んで房総で最も型が狙える秋のベストシーズンです。

水温も下がってきてターンオーバーが始まっているとは思いますが、毎年この時期は50に絡むグッドサイズが集中します。水色などで『あぁ・・・濁ってるからダメだ・・・』なんて思わず気合を入れて頑張ってくださいね。あ、それとこの時期もしかすると枯葉なんかが浮き始めていてわずらわしいかもしれませんのでトリプル派の方もダブルフックにしておいた方が良いいですよ。さぁ連休中の皆さんの健闘を祈ります!!

そして週末釣り帰りのご来店お待ちしております。画像が現在アップできないのですがティートさん、スワブさん、チェスト114さん、ハンドサムその他たくさんの活躍間違いなしのルアーを取り揃えてお待ちしております!!できれば50アップのお土産話つきで!!



さて、ちょっと次回のコラムが先になってしまうと言うことで先日少しだけお話した遠征にまつわり思ったことを。

僕がライトタックル(とは言っても基準がどの辺かがはっきりしていないのでIGFAルール10kg以下クラスということで)の釣りを目指してからいつかはやってみたい、というよりも自分の中でやらなければいけないと決めていたのが先日お話したターポン釣りでした。
約20年も前、ソルトウォーターの全てにおいて確立されていなかったと言っても過言でない時代に丸橋 英三さんが当時のフィッシングやアングリングなどで紹介していたのを憧れ、そしていつかはと記事が紹介される度に思っていたものです。

そしてその憧れ少年時代から20年後・・・なんとその丸橋さんと一緒に少しばかり余計に月日はかかりましたが当時憧れて止まなかったそのフィールドに遂に、遂に行く事に。
そしてどういう訳か少しばかり神様が味方をしてくれたらしく、何をどう間違えたかルアー、フライともにキャッチというこの先の人生が恐ろしくなる最高の結果に恵まれました。自分自身最高の35回目の誕生日をコスタリカ迎えることができ、たかが釣りなのかもしれませんが、大袈裟かもしれませんが、本当に生きてて良かった!と思える釣行になりました。

で、その辺の話は追々にするとして、このターポンをやってみて痛感したのですが、楽園が楽園であり続けているということの素晴らしさ。
驚く事に丸橋さん曰く、今回訪れたコスタリカのターポンは20年前も今も、ほんの少しの違いはあれど同じように僕達アングラーを楽しませて続けてくれているとの事なんです。

これって実に実に凄い事だと思いませんか?
僕達が普段楽しんでいるバスはどうでしょう?

ほぼ全てのフィールドで例外なく昔は良かった・・・という言葉が聞かれ、実際房総でもたった6,7年の間にキャッチの数は10分の1近くに減ってきているのが現状です。それも100%近くリリースが徹底されているであろうバスなのに・・・
しかもバスだけではありません。10年前、シーバスを干潟でやっていた頃は70オーバーが確実に1、2本はキャッチでき、80オーバーのシーバスもそれ程珍しいものではありませんでした。それが今ではどうでしょう?明らかに、確実に80はもちろん70を超えるシーバスですらキャッチ数が激減しています。

おそらくこの事は当時を知るアングラーであれば誰もが口にすることでありおよそ国内の全ての魚種に多かれ少なかれ当てはまる現状ではないでしょうか?
本当にこのような遠征に行くたびに痛感するのですが、フィールドの豊かさ、それを守ろうとする人達の努力にやがて日本もそうなって欲しいと思わずにはいられません。
残念ながらバスは公に認められている所は数える程しかなく、他の経済的利用価値が高い魚に比べ保護もしくは稚魚放流等の資源保護の措置も行われていません。つまり、今後のバスの行く末は我々バスを愛するアングラーが守っていくしかないんですよね。

魚を大事にする、むやみな殺生はしない、ごくごく当たり前の事かもしれませんがその当たり前のことをもう一度再認識させられる今日この頃です。